先日江別のブランド和牛で知られる
「えぞ但馬牛」の生産者の方々がご来店くださいました。その際
スネ肉の在庫があると聞いて早速仕入れを決めました。
スネ肉はいい出汁が出ますが、筋が多いので調理法が限られてしまいます。せっかくなのでスネ肉ならではの持ち味を生かしてメイン料理にしたいとあれこれ考えました。
新しいメニューを考えていると行き詰ることがあります。そんな時あえて料理本の古典を読み返すと、必ず発見があります。
これは私が愛用している料理本です。30年の歴史を持つ老舗フレンチ
「プティ・ポワン」の
北岡尚信シェフ監修
「牛肉読本」、牛肉のレシピ本です。
もう10年以上前から手元にあった本ですが、ついこの間久しぶりにページをめくりました。そこで見つけたのが
「チャックロールとトピナンブールのフリカッセ」。
ふと目が留まったのは
「トピナンブール」の文字でした。
先月知り合いから
「キクイモ」だと譲り受けたのがこのトピナンブールです。実は初めて目にしました。その時はオーブングリルとポタージュにしましたが、こんな古典料理に使われていたとは気がつきませんでした。
そしてこの
フリカッセ(ブランケット)という伝統手法でえぞ但馬牛のスネ肉を調理することをひらめきました。結果は上々。ほどけるようなスネ肉の繊維質とコラーゲンのゼラチン質、2つの食感がホワイトソースによく合います。
キクイモ、えぞ但馬牛といい食材に出会えたことと、自分の好きな北岡シェフの料理法にヒントをもらえたことに感謝しています。
次回は是非トピナンブール=キクイモを使ってこの料理を完成させたいです。